「最近生え際の薄毛が気になる」
「分け目が目立つ気がする」

こんな症状にお悩みの方、どんなヘアスタイルをしていますか?ポニーテールやお団子、キュッとくくったヘアスタイルを日常的にしていませんか?

他にもエクステの着用やヘアアイロンを毎日のように使う方の薄毛は「牽引性(けんいんせい)脱毛症」の可能性が高いです。

牽引性脱毛症に悩んでいるのはヘアスタイルに気を使うおしゃれな女性が多く、おしゃれを優先して抜け毛対策を怠ったがために脱毛斑が治らなくなる重症例もあるんですよ。

牽引性脱毛症はきちんと対策すれば確実に予防できる脱毛症です!牽引性脱毛症の原因や対策方法について詳しくみていきましょう。

牽引性脱毛症とは?

牽引性脱毛症は物理的に髪の毛が引っ張られることで起こります。まずは牽引性脱毛症のメカニズムを説明しますね。

髪の毛を一定の力で引っ張り続けていると、頭皮の血行が悪化して毛根内部の細胞組織に十分な栄養を供給できなくなるので、髪の毛の成長が阻害されてしまいます。

また頭皮が血行不良になると、皮膚の弾力が減り髪の毛(毛包)を固着する力が弱くなってしまいます。

つまり髪の毛を引っ張り続けることで髪の成長が妨げられ、抜けやすい状態になってしまうわけです。そのため年代問わず、誰でも発症する可能性がある脱毛症と言えます。

以前は男性にはほとんど見られなかった牽引性脱毛症ですが、最近は男性のヘアスタイルの変化に伴い増加傾向にあることが指摘されています。

では髪の毛を引っ張っているとすぐに抜け毛が起こるのかと言うと、そうではありません。個人差はありますが、5年後から10年後に抜け毛の症状が出始めると言われており、発症までに時間がかかることも牽引性脱毛症の特徴です。

牽引性脱毛症の特徴まとめ

  • 年代性別問わず誰でも発症する可能性がある
  • 引っ張っている部分のみに抜け毛が起こる
  • 発症までに時間がかかる

牽引性脱毛症の原因

牽引性脱毛症は髪の毛を一定の力で引っ張り続けることによって起こります。それでは髪の毛を引っ張る具体的な原因をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. ポニーテール、お団子、三つ編みなどのきつく結ぶヘアアレンジ
  2. いつも分け目が同じヘアスタイル
  3. エクステ(ヘアエクステンション)の長期着用、継続着用
  4. ヘアアイロンの日常使用

1 ポニーテール、お団子、三つ編みなどのきつく結ぶヘアアレンジ

お団子などのヘアアレンジも原因のひとつ

仕事中ずっとポニーテールにしていた日は家に帰って髪をほどくと頭皮が固まってクセがついてしまったような、なんともいえない違和感を感じる方は多いと思います。

ポニーテールに限らず髪をきつく結ぶと髪は常に引っ張られていることになります。頭皮はそれに抵抗するため踏ん張っている状態なので、テンションのかかった頭皮は血行不良になり、髪を結んでいる時間に比例してダメージが蓄積します。

2 いつも分け目が同じヘアスタイル

髪の分け目は本来の毛の流れに逆らって作ることが多いため、同じ分け目のクセが長年ついてしまうと分け目の部分の頭皮や毛根に負担がかかり、そこに髪の毛自体の重さも加わり抜け毛の原因となります。

3 エクステ(ヘアエクステンション)の長期着用、継続着用

エクステは手軽にヘアスタイルやボリュームを変えられ、直接地毛に固定するためウイッグよりも自然で手入れも簡単と人気です。

エクステの固定には編み込みやキャップ(シリコンや金属)、シール、超音波を使用して地毛に取り付ける方法がありますが、どの方法も固定のために細かい毛束を作る必要があります。

この毛束部分はエクステを外すまで(大体2ヶ月程度)きつく束ねられたままのため、原因1と同じようにダメージが蓄積して抜け毛の原因となってしまうのです。

4 ヘアアイロンの日常使用

ヘアアイロンの日常使用も原因のひとつ

ヘアアイロンは家電量販店などにサロン並みの本格派や携帯に便利なコードレスのものまで種類が豊富に揃っているため、使う方の好みに合わせ巻き髪やストレートヘアを手軽にスタイリングできます。

1回10分程度の使用で手間をかけたサロンスタイルのような仕上がりがにできるため、これがなくては外出できない!と毎日使用する若い女性も多くみられます。

しかし、ヘアアイロンを使う際は髪をはさんで強く引っ張った状態をキープすることが必要なため、使い続けていると頭皮全体に負担がかかります。

またヘアアイロンは150~170℃程度の高熱に加熱した金属部分を髪に直接当てて使うため、毛髪もキューティクルがはがれるなどのダメージを受け切れ毛や枝毛の増える原因にもなります。

こうして牽引性脱毛症の原因を見てみると、どれも日常的なケアに気を配るだけで改善できるものが多いことが多いことがわかります。

次に牽引性脱毛症のケアについてしっかり見ていきましょう。

牽引性脱毛症のケア方法

それでは牽引性脱毛症の今日からできる具体的なケア方法について紹介していきます。

  1. ヘアアレンジ、ヘアスタイルの変更
  2. エクステやヘアアイロンの頻度を減らす
  3. 頭皮マッサージ
  4. 髪にいい食事
  5. 育毛剤や育毛サプリメントの使用

1 ヘアアレンジ、ヘアスタイルの変更

たまにはヘアアレンジをかえてみましょう

前述の通り、ポニーテールやお団子や三つ編みなどのきつく結ぶヘアアレンジが牽引性脱毛症の主な原因です。当てはまる方はまずこのヘアアレンジを変えて症状の改善を図りましょう。

単純に髪をきつく結ぶのをやめることが1番早い改善手段ですが、職業や校則などの理由でどうしても髪をギュッと結ばなければならない方もいらっしゃることでしょう。

そのような方は、可能なかぎり髪を結ぶ時間を短くしたり、1日の中で髪を結ぶ位置を変更することで頭皮の牽引部分の負担が軽減できます。抜け毛の症状によっては、髪を思い切って短くカットすることを検討してもよいかもしれません。

分け目を変えることも頭皮や毛根の負担軽減になります。ずっと同じ分け目にしていたためにクセが強く、他の部分で分けても元の分け目に戻ってしまう、という方は洗髪後に濡れた髪の状態で違う分け目をつくり分け目をキープしながら乾かすと変えやすいですよ。

ヘアアレンジや分け目を変えると、顔の印象も変わるものです。変化を楽しみながらケアができるといいですね。

2 エクステやヘアアイロンの頻度を減らす

髪のおしゃれを楽しみたい女性にはつらいことかもしれませんが、牽引性脱毛症対策としては、エクステやヘアアイロンの使用頻度を減らすことが有効です。

ぜひ「休髪日」を週に2日は設けるようにしてヘアアイロンをお休みできるといいですね。

薄毛が気になるがためにエクステをしているという方は、今後さらに症状が悪化する可能性がありますので早めにエクステを取り、牽引性脱毛症の改善に乗り出すことが必要です。

この後に説明する、3~5に記載した頭皮環境を改善するケアを始めてみることをオススメします。

3 頭皮マッサージ

牽引性脱毛症には頭皮が引っ張られることで起こる頭皮の血行不良が大きく関わっています。血行不良改善にはマッサージが有効ですから、抜け毛改善のためにも自分でできる頭皮マッサージを覚えましょう。

頭皮マッサージを行う上で大切なことは「マッサージで頭皮や髪を傷つけないこと」。そのために気をつけたいポイントは

  • 圧を加える時に力を入れすぎない
  • 髪をこするような動きはNG
  • マッサージブラシなどの器具をなるべく使わない
  • マッサージは定期的に続ける

ということです。

頭皮の血行を良くしようと思い切り力を入れてマッサージしてしまっては頭皮の皮下組織にダメージを与え、毛細血管を破壊しかねません。またマッサージブラシなども手や指先が直接頭皮に触れないため力加減がむずかしく、慣れていないと逆効果になってしまいます。

わたしがオススメするマッサージ法は指圧です。頭皮の血行促進や抜け毛予防にオススメのツボと一緒に指圧方法を紹介します。

牽引性脱毛によい百会と顖会のツボ
頭部には数多くのツボがありますが、毎日継続しやすいように位置がわかりやすいツボを厳選して2つ選びましたので、毎日お風呂上がりなどのリラックスした時間に押してみてください。

百会(ひゃくえ)はちょうど頭の真ん中で、眉間から頭頂部にかけて伸ばした線と耳の1番高い位置から頭頂部にかけて伸ばした線が交差する点です。(つむじとは一致しない場合もありますので鏡を見ながら確認してくださいね。)

顖会(しんえ)は百会から手前に親指以外の4本の指を置いた点、もしくは額の生え際の中心から上に向かって人差し指、中指、薬指の3本を置いた点(図を参考にしてください)です。

牽引性脱毛によいツボの押し方ツボの場所がわかったら、両手で頭をかかえるようにしてから中指を重ねてゆっくり5秒かけて息を吐きながらツボを押します。そして息を吸って、今度は息を吐きながらゆっくり5秒かけて指を離していきます。

頭皮はとてもデリケートですので、乱暴に指をグリグリ動かしたりせずやさしくゆっくり押すことと、押す時以上に気を使って指を離すことが大切です。頭皮と髪の毛をいたわる気持ちを乗せてマッサージしていきましょう。

4 髪にいい食事

頭皮の血行促進と環境改善には十分な栄養補給も大切です。髪や頭皮にいい食事については<女性の脱毛症!瀰漫性(びまんせい)脱毛症の原因や対策法とは?>のページで髪の成長のために摂取をオススメする栄養素などを書いていますのでぜひ参考にしてくださいね。

5 育毛剤や育毛サプリメントの使用

頭皮マッサージや食生活の改善とともに、自分でできる頭皮環境の改善に有効なケアとして育毛剤や育毛サプリメントの使用が挙げられます。

女性用の育毛剤には血行促進など育毛に有効な成分が入っているのはもちろんですが、保湿力が高いものや女性特有のデリケートな頭皮のために無添加やオーガニックで安全性の高い製品が多いこともオススメできるポイントです。

牽引性(けんいんせい)脱毛症におすすめの薬用育毛剤5選

  1. ベルタ育毛剤

    ベルタ育毛剤

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 5.0
    効果・効能 5.0
    無添加 5.0
    価格 4.0
    購入情報
    定期初回:
    4,298円(税込)
    容量:
    80ml(約1ヶ月分)
    備考:
    30日間全額返金保証付き

    ベルタ育毛剤の特徴

    業界最大級の56種類の育毛・頭皮ケア成分が配合された女性のために開発された薬用育毛剤。

    32種類の厳選した頭皮ケア成分が、ナノ化技術により毛穴の奥までしっかり浸透し、頭皮を保湿

    育毛・養毛・脱毛の予防・毛生促進など10の効果効能をもち、さらに頭皮に優しい16の無添加で、敏感肌、乾燥肌、混合肌の方にもおすすめです。

  2. イクオス

    イクオス

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 5.0
    効果・効能 4.0
    無添加 4.5
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 6,458円(税込)
    容量:
    120ml(約1ヶ月分)
    備考:
    45日間全額返金保証付き

    イクオスの特徴

    体験者の78%が3ヵ月以内の発毛促進を実感している薬用育毛剤。

    育毛有効成分と3つの天然成分が炎症を抑え頭皮に優しく毛包を活性化、さらに14種類の天然由来成分が保湿・血行促進し頭皮環境を整えます。

    育毛・毛精促進・脱毛の予防など5つの効果効能をもち、パラベン・香料・鉱物油・タール系色素など10の無添加。

  3. ミューノアージュ

    ミューノアージュ

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 5.0
    効果・効能 4.0
    無添加 4.0
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 3,980円(税込)
    容量:
    120ml(約1ヶ月分)
    備考:
    定期解約制限なし

    ミューノアージュの特徴

    ミューノアージュは皮膚科医が開発した薬用女性用育毛剤

    頭皮環境を整える美容液と発毛促進・脱毛予防の薬用育毛剤の2剤で頭皮環境を整え、育てるダブルステップの新育毛ケア。

    アルコールを含む5つの無添加でカラー・パーマ後でも安心して使えます。

  4. マイナチュレ

    マイナチュレ

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 4.0
    効果・効能 4.0
    無添加 4.5
    価格 4.5
    購入情報
    価格:
    定期初回 1,058円(税込)
    容量:
    120ml(約1ヶ月分)
    備考:
    180日間全額返金保証付き

    マイナチュレの特徴

    薄毛、抜け毛に悩んでいる女性のための無添加育毛剤。

    27種類の天然成分と10種のアミノ酸をバランスよく配合し、髪と頭皮環境を徹底ケア育毛・毛生促進・発毛促進・脱毛の予防など10の効果効能をもつ薬用育毛剤。

    デリケートな女性の頭皮を考え、香料・着色料・鉱物油・パラベン等、11の無添加。

  5. LPLP薬用育毛エッセンス

    LPLP薬用育毛エッセンス

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 4.0
    効果・効能 4.0
    無添加 3.0
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 1,080円(税込)
    容量:
    150ml(約2ヶ月分)
    備考:
    10日間の全額返金保証付き

    LPLP薬用育毛エッセンスの特徴

    多くのメディアで話題のガゴメ昆布フコイダンを贅沢に配合した薬用育毛剤。

    海洋由来の保湿成分「ルプルプ Wフコイダン」で頭皮・毛穴をしっかり保湿し、4つの育毛成分との相乗効果で豊かな髪へ。

    育毛・発毛促進・ふけ・かゆみを防ぐなど5つの効果効能をもち、香料・着色料・鉱物油・パラベン等、5つの無添加。

育毛サプリメントに関しては<女性用育毛サプリランキング|薄毛に厳選おすすめ5選!>のページでサプリメントの効果や選び方について詳しく書いていますのでぜひごらんください。

ただし牽引性脱毛症の改善にはもともとの原因を解決することがなにより重要です。育毛剤や育毛サプリメントはあくまでサポートと考え、原因解決をした上で使用することが望ましいですね。

人間の髪には生え変わりのサイクルがあり、髪が抜けてから次に生えてくるまでの準備期間のことを「休止期」と呼んでいます。この休止期は健康な人で3ヶ月程度と言われていますので、牽引性脱毛症のケアも最低3ヶ月は継続することを念頭において実践してくださいね。※1

※1 毛包 – Wikipedia

牽引性脱毛症のクリニックでの治療とは

牽引性脱毛症のクリニックでの治療

牽引性脱毛症は、髪を引っ張る原因をなくせば徐々に改善すると言われています。そのためクリニックでは牽引性脱毛症と診断がついた場合は原因解決のためのアドバイスや頭皮環境改善のためのビタミン剤の投与のみ行われることが多いです。

しかし、重症例で抜け毛がかなり進行してしまった場合や職業柄原因解決が困難な場合などでは医療的な治療を行う場合があります。治療法をいくつか紹介しますが、どれも必ずしも牽引性脱毛症の治療に必須ではありませんので参考までにごらんくださいね。

内服薬処方

パントガール(pantogal):
ビタミンB1、パントテン酸カルシウム、薬用酵母、L-システン、ケラチン、パラアミノ安息香酸といった健康な髪の生成に必要な成分が配合されています。副作用はほとんどありません。

費用はクリニックにより異なりますが、保険適応外のため1ヶ月分¥12,000~¥16,000程度です。高額ではありますが、医師の診察と写真比較などのフォローアップが受けられますので安心して服用できます。

ただし即効性はないため最低3ヶ月は服用し効果を見ることが必要です。

外用薬処方

ロゲイン(Rogaine):
血行促進作用があり国で発毛効果が認められている成分のミノキシジル2%配合に加えプロピレングリコールという保湿成分も配合された製品です。

もともとは降圧剤(血圧を下げる薬)のため、副作用として血圧低下やめまい、動悸などの可能性があります。そのため血圧の低い方は使用できませんので定期的な血圧チェックが必要です。

費用はクリニックにより異なりますが、1ヶ月分¥6,000程度のところが多いようです。

毛髪再生医療(HARG療法)

ヒトの幹細胞から抽出した成長因子にビタミンやアミノ酸などを加えたHARGカクテルを頭皮に注入し髪の毛を再生させる治療です。

注入方法は注射やレーザーやダーマローラーといった様々な方法がありますが、どれも頭皮に若干の傷をつけるため施術時に若干の痛みがともないます。(そのため希望によりスプレータイプの麻酔を使用してくれるクリニックもあります)

個人差はありますが効果が感じられるのには月1回の施術で3~8ヶ月ほどかかることがあります。そのため効果の判断は半年程度かけて行うことが多いようです。

費用はクリニックにより異なりますが、1回¥100,000程度と高額になります。クリニックによっては初回のトライアル価格や6回を1クールとしたセット価格が設定されている場合もあります。

施術方法により針代やダーマローラー代などが別途かかる場合もありますので実際の費用は各クリニックに問い合わせることをオススメします。

まとめ

牽引性脱毛症は原因解決ができれば改善が見込める脱毛症です。「もしかして?」と思った段階で早めに対処することが大切です!

自分で抜け毛の原因がわからない場合や症状の進行に不安がある場合は早めにクリニックを受診することも検討してくださいね。