ホルモンバランス

産後の抜け毛・分娩後脱毛症はいつまで続く?

分娩後脱毛症とは女性のみに起こる脱毛症ですが、妊娠・出産時に増減する女性ホルモンの影響によるもので病気ではありません。

分娩後脱毛症のくわしい原因とメカニズムについては正しく知ろう!産後の薄毛と抜け毛!原因と症状のメカニズムをごらんください。

ここでは分娩後脱毛症対策を詳しく紹介しますので、現在お悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

分娩後脱毛症はいつまで続くの?

分娩後脱毛症の原因

分娩後脱毛症を経験された方なら、みなさん「いつまで続くのか」がとても気になったのではないでしょうか?

分娩後脱毛症のピーク時の抜け毛は1日200本から多い人で400本とも言われ、これが毎日続くことを考えただけで恐ろしいですよね。

分娩後脱毛症は女性ホルモンの1つである「エストロゲン」の分泌量が妊娠から出産後にかけて増減することによって発症します。

そのため分娩後脱毛症は出産後にエストロゲンの分泌量が通常量まで戻ると自然に落ち着いてくると言えます。

エストロゲン分泌の回復時期は?

エストロゲンの回復は個人差が大きいため一概にいつとは言えないのですが、目安としては生理の再開後2〜3ヶ月の時期と覚えていただくといいでしょう。

というのも、エストロゲンには母乳の分泌を低下させる作用があり、母乳育児を行っている間は母乳を分泌させるプロラクチンというホルモンが優位に立ちエストロゲンの分泌が少ない状態を保っています。

生理再開のためにはエストロゲンとプロゲステロンがバランスよく分泌されることが必要なため、母乳育児中のエストロゲン分泌の少ない状態では生理は再開しにくいのです。

そのため完全母乳の人よりも混合やミルク育児の人の方が生理の再開は早いと言われています。女性の体は母乳の分泌が減ると次第にホルモンバランスが通常時に戻っていくようにできているんです。

生理再開後すぐはホルモンバランスが不安定のため、生理再開後2〜3ヶ月の周期が安定してきたあたりでしたら大体エストロゲンの分泌量が通常時の量に落ち着いてきたと言えるでしょう。

エストロゲンの分泌量が落ち着いてくると、髪の成長は活発になり抜け毛も抑えられるため、徐々に分娩後脱毛症は治っていきます。

[ポイント!] 分娩後脱毛症がいつまで続くか?

[char no=”1″ char=”早須先生”]産後の発症後から生理再開後2〜3ヶ月頃までは続くものと考えられます。[/char]

分娩後脱毛症は必ず治る?

分娩後脱毛症が治まる目安がわかったところで、さらに気になるのが「分娩後脱毛症って必ず元どおりに戻るの?」ということではないでしょうか?

エストロゲンの減少により休止期に入ってしまった髪はエストロゲンの分泌が増えればまた成長期に入っていきます。そのため回復にかかる時間に個人差はありますが、ホルモンバランスが整えば分娩後脱毛症は必ず治ると言えるでしょう。

ところが分娩後脱毛症に悩む女性のなかには「産後の抜け毛を経験してから髪が薄くなってしまった」「抜け毛がおさまっても髪が細くなってハリやコシがなくなった」といったさらなる悩みを抱える方もいることから実際はそう単純ではないようです。

これは分娩後脱毛症の抜け毛はおさまったとしても、新しく髪が生える過程で必要な栄養やホルモンが不足し、髪の発育遅延や質の低下といった問題が起きたと考えられるからなんです。

生理開始後にエストロゲンが元の量まで戻らず、髪が生える過程でホルモンが不足するのには以下のような原因が考えられます。

  1. 産後のストレス過多によるホルモンバランスの乱れ
  2. 出産の高齢化によるホルモン分泌量の低下

1 産後のストレス過多によるホルモンバランスの乱れ

産後のストレス過多によるホルモンバランスの乱れ

産後の女性には24時間の赤ちゃんのお世話や家事、旦那さんやご両親などとの人間関係や自分の時間がないことなど数多くの身体的+精神的ストレスがかかっています。

人間の体にはストレスに対抗するための自己防衛機能として対ストレスホルモンが存在しますが、この対ストレスホルモンというのが実は男性ホルモン(テストステロン)なんです。

そのため対ストレスホルモンが分泌されている間はホルモンバランスが男性ホルモン優位になり、バランスが乱れエストロゲンの働きが抑えられてしまうのです。

産後の女性には24時間の赤ちゃんのお世話や家事、旦那さんやご両親などとの人間関係や自分の時間がないことなど数多くの身体的+精神的ストレスがかかっています。

人間の体にはストレスに対抗するための自己防衛機能として対ストレスホルモンが存在しますが、この対ストレスホルモンというのが実は男性ホルモン(テストステロン)なんです。

そのため対ストレスホルモンが分泌されている間はホルモンバランスが男性ホルモン優位になり、バランスが乱れエストロゲンの働きが抑えられてしまうのです。

2 出産の高齢化によるホルモン分泌量の低下

また近年の出産年齢の高齢化もホルモン不足に大きく影響を与えています。以下のグラフの通りエストロゲンの分泌量は30歳前後をピークに減少をはじめ、増えることはありません。

エストロゲン分泌量

そして2016年の人口動態調査によると、第1子を出産する人の全国平均年齢は30.7歳、第2子が32.6歳、第3子が33.6歳と発表されています。※1

年齢が上がるほどエストロゲンの分泌量は減りますので、出産年齢が上がればその分影響するというわけなんです。

出産の年齢や回数と抜け毛の関係は前の記事の出産の年齢や回数と抜け毛の量が比例するってホント?にも書いていますのであわせてご覧ください。

産後の環境や年齢によるホルモン分泌への影響が関係しているため、完全に出産前の髪の状態に戻るかは人によって異なることも知っておいてくださいね。
※1 2017年人口動態調査

[ポイント!] 分娩後脱毛症は必ず治る?

[char no=”1″ char=”早須先生”]分娩後脱毛症は必ず治るけれど、出産前の年齢時の髪の状態まで戻るかは個人差があります。[/char]

授乳中でも安心してできる分娩後脱毛症対策法

分娩後脱毛症についてはわかったけど、産後のホルモンバランスの回復を待つのみで何もしないよりも、確実に抜け毛を減らす対策を実践したい!だけど授乳中だから赤ちゃんへの影響は絶対避けたい!と思われた方も多いはず。

そこで分娩後脱毛症に悩む授乳中の女性ができる抜け毛防止対策や発毛サポートケアの方法をまとめてみましたのでぜひ参考にしてくださいね。

  1. 食事を改善する
  2. 睡眠を改善する
  3. ストレスを解消する
  4. 育毛剤や育毛シャンプーを使ってみる
  5. ヘアスタイルで見た目のボリュームを増やす

1 食事を改善する

産後は体力の消耗が激しく、母乳を作るためにもたくさんの栄養が必要です。とはいえ24時間の赤ちゃんのお世話中に自分の食事をしっかり3食バランス良く摂るのはなかなかむずかしいもの。

以下の食品は髪によいと言われ、かつ授乳中不足しがちな栄養素を豊富に含むものですので、積極的に摂るようにしましょう!

・タンパク質:鶏肉(ささみ、ムネ)、魚、納豆
・ミネラル(亜鉛、鉄):のり、ひじき、レバー
・葉酸:枝豆、ほうれん草、アスパラガス、イチゴ、アボカド
・炭水化物:白米

また納豆や豆腐などの大豆製品に含まれるイソフラボンにはエストロゲンに似た作用がありますが、有効にするにはイソフラボンからエクオールという成分への変換が必要で、そのためには毎日大豆製品や食物繊維を摂ることが大切と言われていますのでこれらもぜひ積極的に摂りましょう。

2 睡眠を改善する

産後の睡眠不足は出産後の女性のほとんどが経験することですが、睡眠不足は分娩後脱毛症にも影響を及ぼします。

母乳は寝ている間に作られるため、睡眠が不足してしまうと母乳の出が悪くなってしまいます。すると母乳をもっと出そうと乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)が増え、エストロゲンの分泌を抑制してしまうのです。

分娩後脱毛症の早期改善にはエストロゲンの分泌量が出産前の状態まで戻ることが必要ですので、睡眠時間を確保して必要な母乳をしっかり作ることも大切なんです。

夜の睡眠時間が確保できない場合は昼でも構いませんから赤ちゃんと一緒に寝ることをオススメします。赤ちゃんが寝ている間に家事などやる事が山積みなのはいったん忘れてしまいましょう。

とはいえ睡眠時間の確保にはやはりパートナーや両親などの協力が不可欠です。できる部分はすべてお願いし、10分でも長く睡眠時間を確保しましょう。

3 ストレスを解消する

最近はベビーマッサージやベビーヨガなど赤ちゃんと一緒にリラックスすることを目的とした活動が増えていますよね。赤ちゃんが小さいうちはどうしても預けるのが難しいもの、できれば一緒に参加してストレスも解消できるといいですね。

また先ほど食事の改善の中で葉酸の摂取をオススメしましたが、実はこの葉酸は抗ストレス効能があるんです。

葉酸にはセロトニンという体をリラックスさせるホルモンの生成や、ストレスを感じた時にストレスに対抗するために出るノルアドレナリンという神経物質の生産に関わっていますのでぜひ覚えておいてくださいね。

4 育毛剤や育毛シャンプーを使ってみる

女性用の育毛剤や育毛シャンプーは無添加やオーガニックにこだわった安全性の高いものや、保湿を重視した頭皮にやさしい成分でできたものがあり、分娩後脱毛症のデリケートな頭皮にもオススメできます。

ただし、発毛成分のミノキシジルなどは安全性が確立されていないため授乳中の使用はオススメできません。そのため、育毛剤や育毛シャンプーを選ぶ際には商品に「授乳中の方も使用できます」等はっきりと授乳中の使用の安全をうたったものを選ぶようにしましょう。

分娩後脱毛症におすすめの薬用育毛剤5選

  1. ベルタ育毛剤

    ベルタ育毛剤

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 5.0
    効果・効能 5.0
    無添加 5.0
    価格 4.0
    購入情報
    定期初回:
    4,298円(税込)
    容量:
    80ml(約1ヶ月分)
    備考:
    30日間全額返金保証付き

    ベルタ育毛剤の特徴

    産後の脱毛・育毛・脱毛の予防・毛生促進など10の効果効能をもち、さらに頭皮に優しい16の無添加で、妊娠中・授乳中・産後にもおすすめです。

    業界最大級の56種類の育毛・頭皮ケア成分が配合され、32種類の厳選した頭皮ケア成分が、ナノ化技術により毛穴の奥までしっかり浸透し、育毛と同時に頭皮のエイジングケアもできる女性用育毛剤。

  2. マイナチュレ

    マイナチュレ

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 5.0
    効果・効能 5.0
    無添加 5.0
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 1,058円(税込)
    容量:
    120ml(約1ヶ月分)
    備考:
    180日間全額返金保証付き

    マイナチュレの特徴

    産後の脱毛・育毛・毛生促進・発毛促進など10の効果効能をもつ薬用育毛剤。

    デリケートな女性の頭皮を考え、香料・着色料・鉱物油・パラベン等、11の無添加

    27種類の天然成分と10種のアミノ酸をバランスよく配合し、髪と頭皮環境を徹底ケア。

  3. Kenomika(ケノミカ)

    ケノミカ

    分類 薬用(医薬部外品)
    対象 女性用
    育毛有効成分 5.0
    効果・効能 5.0
    無添加 4.0
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 3,218円(税込)
    容量:
    80ml(約1ヶ月分)
    備考:
    90日間返金保証付き

    ケノミカの特徴

    産後の脱毛・育毛・薄毛・発毛促進・脱毛の予防など10の効果効能をもち、アルコール・パラベン・シリコン・鉱物油など10の無添加

    世界で認められた育毛技術で開発された女性用育毛剤です。

    独自に開発された加水分解酵母エキスが 毛乳頭細胞の発毛の元となる器官『繊毛』をなんと1.6倍に成長させ育毛を促します。

  4. LPLP薬用育毛エッセンス

    LPLP薬用育毛エッセンス

    分類 薬用(医薬部外品)
    有効成分 5.0
    効果・効能 5.0
    無添加 3.5
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 1,080円(税込)
    容量:
    150ml(約2ヶ月分)
    備考:
    10日間の全額返金保証付き

    LPLP薬用育毛エッセンスの特徴

    産後・病後の脱毛を防ぐ・育毛・発毛促進など5つの効果効能をもち、香料・着色料・鉱物油・パラベン等、5つの無添加

    多くのメディアで話題のガゴメ昆布フコイダンを贅沢に配合した薬用育毛剤。

    海洋由来の保湿成分「ルプルプ Wフコイダン」で頭皮・毛穴をしっかり保湿し、4つの育毛成分との相乗効果で豊かな髪へ。

  5. 長春毛精

    長春毛精

    分類 薬用(医薬部外品)
    育毛有効成分 5.0
    効果・効能 5.0
    無添加 3.0
    価格 4.0
    購入情報
    価格:
    定期初回 1,080円(税込)
    容量:
    60ml(約1ヶ月分)
    備考:
    定期解約制限なし

    長春毛精の特徴

    産後の脱毛・育毛・発毛促進・脱毛の予防など10の効果効能をもち、香料・着色料・鉱物油・パラベンを使わない4つの無添加

    育毛サロン「バイオテック」が開発した女性用育毛剤です。

    育毛有効成分の酢酸トコフェロール・グリチルリチン酸2K・ヒノキチオールをはじめアロエ・シャクヤクなど和漢12種類の生薬を配合。ナノ化技術により頭皮全体に浸透し、毛根にしっかり働きかけて育毛を促します。

5 ヘアスタイルで見た目のボリュームを増やす

これは発毛ケアとはちょっと違いますが、時間の経過とともに改善が期待できる分娩後脱毛症においては有効な対策です。

分娩後脱毛症発症中は全体的に髪の量が減ることが特徴ですが、「頭頂部のボリュームが減った」という実感を持つ方が多いようです。特にロングヘアの人の場合、髪自体の重さがあるためボリュームが減るとペタッと頭頂部が薄く見えてしまいます。

頭頂部のボリュームアップにはふわっとしたスタイリングのしやすいショートヘアやボブヘアがオススメです。洗う時間や乾かす時間も短縮できるので一石二鳥ですね。抜け毛が落ち着いてきた頃の生えかけのツンツンした髪が目立たないのもショートヘアのメリットです。

分娩後脱毛症対策のヘアスタイルの具体的なオススメは<産後の薄毛・抜け毛対策法!オススメのヘアスタイルやアレンジ方法とは?>に書いていますのでこちらもどうぞご覧くださいね。

まとめ

分娩後脱毛症は必ず治るものですが、そうとわかっても少しでも早く症状を抑えたい、早く髪を増やしたいと思うのが本音ですよね。今回紹介した分娩後脱毛症の対策法はすぐに効果が出るものではありませんが、続けていただくことで髪にももちろん産後の体にもいいことですのでぜひやってみてくださいね。