女性育毛剤の選び方

薄毛・抜け毛予防や発毛促進に効果を見込める育毛剤の有効成分一覧

薬品

女性用育毛剤に配合される有効成分には、どのようなものがあるかご存知でしょうか?
商品容器に記載された有効成分名を見たことはあっても、それが薄毛や抜け毛の予防・改善にどう役立つのか知っている人は少ないはず。

そこでこの記事では、女性用育毛剤に配合されることの多い有効成分について、詳しく紹介していきます。
中には副作用の危険性が高い成分もありますから、育毛剤選びの参考にしてくださいね。

薄毛や抜け毛に効果がある有効成分

有効成分といってもその有効性にも様々な種類があります。
頭皮の血行を促進したり抜け毛を予防する効果がある成分もあれば、直接髪を生やす「発毛効果」が認められている成分もあります。

それぞれの成分ごとに有効性も紹介していきますね。

酢酸DL‐α‐トコフェロール

酢酸DL-a-トコフェロールとは、ビタミンE誘導体の一種で頭皮の血行の流れを、促進してくれる成分です。

薄毛ケアをより効果的に行うに頭皮の血行改善は必須項目です!
何故なら、血行の悪い頭皮では、こんなことが起こっているからです。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 頭皮の老化
  • 毛母細胞の非活性化
  • 新陳代謝の低下

これらを改善できる酢酸DL-a-トコフェロールは多くの育毛剤に使用されています。

酢酸DL-a-トコフェロールが入った育毛剤を使うことで頭皮の血行を改善し、有効成分が浸透できるベースを作ってあげる事が大切です。

センブリエキス

センブリという植物の葉や茎、根っこなどすべての部分から抽出されるエキスで、古くから漢方などで用いられてきました。

センブリエキスには頭皮の血行促進作用や毛乳頭細胞増殖促進作用、発毛促進作用が認められており、日本薬局方にも収載されています。

毛乳頭は毛細血管から受け取った酸素や栄養素を、毛母細胞など髪の発育に欠かせない細胞に送り届ける大事な器官。
毛乳頭細胞の活性化効果があるセンブリエキスは、育毛剤の有効成分として非常に適しています。

グリチルリチン酸ジカリウム

グリチルリチン酸ジカリウムとは甘草(カンゾウ)という、植物から抽出される成分で、強い消炎作用を持っています。

よく育毛剤の裏に

  • グリノチンK2
  • グリチルリチン酸K2
  • グリチルリチン酸二カリウム

などと表記されていますが、実はすべて同じグリチルリチン酸ジカリウムのことです。
植物由来成分ですが、名称が化学薬品のようですよね。

炎症やアレルギーなどの症状に効果があり、日本薬局方外原料規格にも入っている事から安全に使用することができます。

グリチルリチン酸ジカリウムの消炎作用で頭皮の炎症、荒れをととのえ正常な状態に戻すことで、育毛や発毛への効果が期待できます。

ジフェンヒドラミンHC

ジフェンヒドラミンHCとは、抗ヒスタミン剤の一つです。

即効性のある消炎作用が期待でき、痒みの強い頭皮の症状を速やかに抑えてくれます。

ピロクトンオラミン

ピロクトンオラミンは、強い殺菌作用も持つ成分です。

頭皮で菌が増殖することを防いでくれるので、フケや頭皮の臭いを抑える効果が期待できます。

AGA治療シャンプーなどにも、広く使われていることから気軽に常用できる成分の一つです。

ニンジンエキス

ニンジンエキスとは、漢方医学で有名な高麗人参から抽出されたエキスです。

有効成分が大変豊富でカルシウム・カリウム・アミノ酸・ビタミンB群などを多く含み、その数は98種にも及びます。

その中でも、サポニンという成分には血栓を取り除き、血液をサラサラにする働きがあります。
血流がよくなることにより、代謝も促進され抜け毛を減らし、育毛の効果を高めてくれます。

一部では、過剰摂取による副作用として吐き気や、下痢など消化器系の器官への影響が心配されていますがそれはあくまで、口から大量摂取した場合です。

市販の育毛剤に配合している量では、全く問題ありません。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドとは、ビタミンB群の一種で「ビタミンB3」や「ナイアシンアミド」と呼ばれています。

豚肉などに多く含まれる成分ですが、体内にニコチン酸アミドが足りなくなると頭皮や髪が弱る原因になってしまいます。

頭皮に直接ニコチン酸アミドの有効成分を浸透させることで、髪にハリとコシを感じることができるようになります。

ただ即効性があるわけではないので、普段の頭皮ケア、ヘアケアの中に取り入れていく事が肝心です。

パントテニルエチルエーテル

ミノキシジル

ミノキシジルは1970年代後半のアメリカで血管膨張剤として開発されました。
服用している患者に薄毛の改善効果が見られたため、のちにAGAに有効だと判明した成分です。

ミノキシジルには、悪玉男性ホルモンを抑制する作用があり、強く、太い髪を作りだす効果があります。

頭皮に直接塗る薬として認証実験が行われ、抜け毛に有効であるとの実験結果が出たことから厚生労働省に認可された成分でもあります。

ただし、副作用が強い事でも知られており頭皮に強いかゆみを感じることも!
少しでも異変を感じたら、すぐに使用をやめましょう。

また、妊娠中の女性には胎児への影響があるとされているため絶対に使用はやめましょう。

フィナステリド

フィナステリドとは、抜け毛の原因であるジヒドロテストステロンを抑制する効果がある成分です。

ジヒドロテストステロンとは男性ホルモンであるテストステロンと5aリダクターゼが結びつくことで発生する悪玉男性ホルモンです。

ジヒドロテストステロンが頭皮に働きかけることで髪の成長を妨害し、抜け毛の原因になるのです。

フィナステリドには、この5aリダクターゼの働きを妨害す作用があるため抜け毛予防に有効であると言われています。

ただし、フィナステリドは深刻な副作用があるため、女性や未成年への投与は認められていません。
男性用育毛剤と考えた方がいいでしょう。

特に、妊娠中・授乳中の女性は、フィナステリドが入った薬を触るだけでも、胎児や乳児の男性器の発育に大きな影響が及ぶとされています。

パートナーが使用している場合には必ず手の届かない場所に、保管しておきましょう。

育毛剤に含まれている添加物成分

次に育毛剤に配合されていることの多い、添加物についても見ていきましょう。

アルコール・エタノール

アルコール・エタノールの名称は様々で

  • アルコール
  • エチル・アルコール
  • エタノール
  • 無水エタノール

などと記載されることが多くあります。

どの名称でも配合成分や目的は同じで、有効成分を頭皮に浸透させやすくしたり、防腐剤の役割を果たしています。

育毛剤を頭皮につけたときにピリピリと感じる刺激はこのアルコールの殺菌作用による事もあります。

刺激が強く、気になるようであれば低アルコール・ノンアルコールのものを、選びましょう。

プロピレングリコール

プロピレングリコールも、アルコールの一種です。

主にミノキシジルが配合された育毛剤の溶剤として、用いられることが多く防腐剤も兼ねています。

この、プロピレングリコールは体質のよっては、アレルギー反応が出てしまい頭皮の赤みや、痒みを感じる事があります。

まとめ

育毛剤の主な成分について紹介させていただきました。

天然由来の有効成分や厚生労働省に認可されている物など様々な種類があることがお分かりいただけたと思います。

自分の頭皮の症状や、体質によってどういった、成分が入っているものが合っているのか的確なアプローチをすることで、育毛への近道につなげてください。